2018秋のドンりんご

こんにちは!ルノンキュルのりんごです。

 

久々に「ドンりんご」

「これ好きなんですぅー♡」

って人多いですね。

ご意見、励みになりまする。

 

雑誌の企画やスタイリングを

批判するものではありません。

あくまでもパーソナルスタイリングの観点に

立った場合はこういうアドバイスに

なりますよってことです。

モデルさんを一番よく見せるかどうかだけに

フォーカスします。 

リンネル/高畑充希さん

 

 

パーソナルカラーはサマー

骨格タイプはウェーブ。

というところはまぁすんなりと予想がつくけど、

たぶん、この方はスタイリストを

悩ませるタイプ。

その一番の魅力がどこなのかが難しいかたです。

(同様にタイプはわかるけど、難しいのは

 綾瀬はるかさんあたり)

  

高畑さんの魅力は

「無垢」と「色香」の共存。

ガーリーやロリータの中に

独特のコケティッシュがあります。

雑誌のコンセプト的に色香は要らないので

ここでは抑え気味ではありますが、

それでも出てますね。

 

元気でやんちゃにしていても

どことなくエキセントリックです。

ナチュラルメイクでボーイッシュな服も

似合いそうではありますが、

実は

こういう凝っていて変わった

デザインですごく小悪魔的な魅力が出ます。

濃いめのリップもお似合いですよね。

 

このイエローの温かみ、鮮やかさ、濃さは

サマー的には0点です。

しかしながら

色のインパクトがデザインと相まって

独自の雰囲気を出していて

逆にいいと思います。

 

ファッションはトータルで考えましょう。

Sweet/白石麻衣さん

 

表紙のイメージは完全に

パーソナルカラーサマーの色。

 

白石さんのパーソナルカラー

温かみがあって

淡くて

ややくすんだ色がいいタイプ。

そうすると4シーズンには当てはまるところは

ありません。

基本スプリング、

サマーのいいところも使うという解釈になります。

こういったスモーキーパステル。

 

 

 

 

この表紙、

トレンドカラーのラベンダーで

肌の透明感がとても出ていてキレイですが、

やや病的にも見えます。

 

では単純にダメかと言うと、

不思議とそうでもありません。

白石さんの場合、

高畑充希さんと同様に

「陽」ではなく「陰」の魅力の人です。

お顔立ちはキュートで端正なのだけど、

アンニュイとかセクシーと

とても相性がいい人です。

にっこりスマイルよりも

寂しそう、悩んでいそう、秘めていそうな表情で

魅力がふわーっと開花するタイプ。

 

なので、スプリングやサマーの

明るい色を使っていても

どこかに「陰」の要素を入れることがポイント。

 

この表紙の場合はアンニュイな表情と、

肌の見え具合、後れ毛、

やや不健康そうに見えることが

いい塩梅に魅力を出してます。

 

子供と大人、

リッチとチープ、

エレガントとやんちゃ、

コーデのアンバランスさにも

「陰」の要素を感じます。

InRed/吉田羊さん

 

ベージュのニットでも

濁りを感じさせない。

さすが、おキレイです。

でもスタイリスト的には

やっぱりもったいないのです。

 

ベージュのざっくりアランニットは

ホットでナチュラル感満載のアイテム。

しかもオーバーシルエット。

 

牧歌的、親近感などの要素は

吉田羊さんの一番の良さは引き出さず

凡庸な美しさにとどまってしまいます。

見た目に庶民的な要素はないほうがいいかたです。

 

パーソナルカラーウィンター、

または濁りのないサマー。

そして洗練されたミニマムなものが

お似合いのタイプ。

 

ですから

これは吉田さんにはもっさりコーデ。

肩に届くヘアスタイルでさえも

もたついて見えます。

 

こういうクセのない装いのほうが

女優としてはいろいろな役が

つきやすいのかもしれませんし、

一般的な高感度を狙っているのかもしれません。

実際、ややダサくなるのを承知で

庶民派に寄せている芸能人のかたは

多くいらっしゃいますね。 

WITH/新垣結衣さん

 

同じベージュのニットでも

ホットで健康的な着こなしが得意な

新垣さんにはよくお似合いです。

パーソナルカラーがスプリングで

ナチュラルなものがお似合いのタイプ。

長めの袖やポーズもお茶目さが感じられて

とても可愛い。

 

しかしです。

新垣さん、他の写真を見るとことごとく

ジャンスカ、羽織ものなどの重ね着が

くどく、体が大きく見えるんです。

この写真も全身見るとたぶん

そうなってるのではないかな。

(すでに肩のあたりややいかつさが見受けられます)

骨格タイプストレートと思われます。

 

スタイルがいいので

少々大きく見えたところで問題ないのですが、

やはり骨格タイプの縛りからは逃れられないようです。

 

スタイルが良くて美しい人でもこうなのだから、

庶民は言わずもがなですね。

steady./有村架純さん

 

一瞬「ん?誰かな?」と思ったんですが、

イメージが違うのはラフな髪型と

濃いリップのせいですね。

 

そもそも濃いメイクが映えるタイプではないのと

パーソナルカラーがスプリングなので

このリップは下品に見えます。

メイクを濃くするにしても

目元ぱっちりはいいけど、

口元は控えめにしたい

「アンチ肉食派」

 

そして

ざっくりしたニットや

艶のないヘアスタイリングが

ファッショナブルに見えるタイプでもない。

 

有村さんは、良家のお嬢様タイプなので

トレンド感、躍動感、ラフさ、セクシーさ、

どれも不要。

良さをぶち壊してしまいます。

誤解を恐れず言うと、

少々古さやダサさの感じられるくらいが

一番美しく見える、お人形さんタイプです

 

ビリギャルやってても

あれだけ清楚に見えるんだから、

時代劇の町娘役なんかたまらなく

ハマるでしょうね。

全速力ダッシュしたり、

大口開けて食べてる図も

似合いません。

Precious/杏さん

 

このかたこそ、

庶民派に寄せているけど実は

モード感や尖ったデザインが映えるタイプ。

 

これだけ手足が長くて、

存在感のあるお顔立ち、

なのでシャープなモード系など

颯爽と着こなします。

チェックのシャツとエプロンで家事を楽しんでる

主婦役はもったいなさすぎ。

 

さて、

この写真はベージュのなんてことないニットだけど、

さすがです。

ボリューム感、小物、ヘアメイク、ポージングで

ちゃんと辛口なカッコよさとセレブ感出てますね。

色みとデザインもミニマム。

25ans表紙でやってたような

サービス満点のラブリーよりも

やや近寄りがたいオーラのあるこっちが断然いい。

骨格Naturalですね。

 

パーソナルカラーは一見サマーっぽいけど、

たぶん彼女には薄っぺらい。

こういうオータムの深みや

ウィンターの強さのほうが

存在感を引き立てるでしょうね。

GLOW/石田ゆり子さん

 

私と同学年ですが

驚異の可愛さ、透明感。

 

石田さんも

先述の有村架純さんと

近いタイプ。

パーソナルカラーは

スプリングもまぁまぁいけるサマー、

骨格タイプはウェーブ。

上品さ、幸福感にあふれる清楚な奥様タイプです。

 

フェミニンでコンサバなものが似合うので、

パンツのトレンドファッションは

全般的に苦手になります。

重ね着や切りっぱなしデニムは

ガサツなだけで

おしゃれ感は出せません。

この中で合格なのは

ボウタイブラウスと

アンクルストラップパンプスだけかな。

 

何よりも、髪型。

タイトなスタイルだと

寂しくなってしまうのはウェーブゆえの特徴。

ウェーブさんには

少年ぽい可愛さが得意な人もいますが、

石田さんにはそれでさえも無理があります。

ショートカットやシャギーは貧相だし、

後ろで結わえるのであれば、

前髪を作るか、ほわほわルーズにしてほしい。

一番似合うのは

肩レングスのふんわりナチュラルスタイルです。

 

 

よく耳にする

「年齢とともにカジュアルが苦手になる」

それはまさにこのタイプの人ですね。

若さで着こなせていただけで

もともとカジュアルが苦手なタイプ。

「サヨナライツカ」の婚約者役。

あれは本当に石田さんそのものでしたね。

可愛い奥様路線で突っ走っていただきたい。

 

 

 

 

*****

 

 

ダークでこっくりしたトーンになる

秋のファッションカラーは、

日本人には苦手なかたが多いです。

トレンドのざっくりニットも

着太りしたり、上品さを損なってしまう人が多くなります。

 

でも大丈夫。

ファッションは

色・デザイン・ヘアメイクのトータル。

なので苦手な色やデザインであっても

とらわれすぎず、

他でリカバリーしちゃいましょう。

 

しかし

芸能人の人たちでさえも苦手はこうなっちゃうので、

一般人はもっと気をつけないと!

っていう教訓になりますね。

 

自分をもっと好きになる、視点が変わる、

人との関係が変わる

雑誌そのまま取り入れるととんでもないことに

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