こんにちは!
ルノンキュルのりんごです。
おしゃれは足元からとか、
靴を見ればその人がわかるとか、
靴の趣味は性癖を表すとか、
靴は少なからず
その人のこだわりや本質を
表しているらしいです。
の割に
自分のタイプと
それに合う靴のタイプを
知らない人が多いですね。
私はスタイリングのシメは
靴だと思っていて、
質問があろうとなかろうと
クライアントさんには必ず
アドバイスするアイテム。
私自身、靴のストライクゾーンはかなり狭く、
偏りがあります。
靴って書道でいうところの
「とめ」「はらい」「はね」。
他が全部よくても靴がダメなら
マルはもらえません。
別に高級なものでなくていいんです。
手入れができていて
あなたの全体のバランスと合っていれば、
センスアップは簡単です。
靴とのバランス
それを決めるのは
あなたの骨格タイプ。
靴は顔から一番遠い。
したがって
他のアイテムよりも
パーソナルカラーのタイプや
顔立ちイメージの影響は
比較的受けにくいのです。
骨格タイプだけ配慮すれば
まずハズレはありません。
トータルのイメージも崩れません。
ね、知らなかったでしょ?
STRAITタイプ
ボディにしっかりと厚みがあって
立体的で重心の高い
リッチなイメージのSTRAITさん。
体に比べて手足は小さめ。
服は高級感があって
ベーシックなものが似合いますから、
靴もシンプルで正統派がいいし、
ボリュームも飾りも不要、
垢抜けなくなっちゃうだけなのです。
STRAITさんの
腰から下に向かって視線を流すとします。
例えばセンタープレスのストレートパンツや
かっちりしたタイトスカートなどの
縦に無駄なく流れるラインが
STRAITさんのスタイルをよく見せます。
そこから来て、最後の足元で
靴だけがデコラティブだったり、
飾りがごちゃごちゃついていると台無し。
STRAITさんの靴は
書道で言うと「はらい」
すっきりと終わらせるのが好バランス。
幹がリッチな分
小さい部分はすっきりさせないと
スタイル全体が重苦しくなるんです。
男性も女性も
フォーマルやビジネスで使える
プレーンなものなら
失敗は少ないでしょう。
クラス感があればあるほどよし。
甲やかかともボリュームはミニマムに。
ただしつま先の尖りや
細いヒールなど、
シャープさや長さ方向が
追加される分には
多少のボリュームもOK。
モチーフや飾りがつく場合でも
華奢さや高級感のあるものに
とどめておくのがいいでしょう。
問題はカジュアルシーンですが、
カジュアルであっても
プレーン、キレイ目を意識すること。
ブーツなら足首やふくらはぎに沿うもの、
スニーカーはレザー素材で
すっきりしたものがおススメです。
NATURALタイプ
NATURALさんは骨が
長く大きく発達します。
手足も大きい。
スタイリングする本体の
フレームがしっかりしているので、
身に付けるものにも
どこかに主張やボリュームがあると
とても映えます。
逆に言うと
フレームの割に厚みがないので
すっきりしたものでは
バランスが取れません。
特に足元が顕著にそうです。
書道で言うと「とめ」
それもしっかりめのが必要。
クールにワイルドに
主張しても嫌味になならいのが
NATURALさんの醍醐味。
アーミー、ワーク、モード、
エスニック、スポーティ、ウエスタンなどの
ちょっとクセのあるテイストが
とてもスタイリッシュ。
冠婚葬祭でのキチンと控えめな良さは
発揮できないタイプなので
そこは割り切りを。
ビジネスシーンでも
バックル、タッセル、メダリオンなど
装飾のあるものや、
少し個性のあるフォルムを選ぶといいでしょう。
そして物理的なボリュームは
ソールの厚み、
コバの出っ張り、
つま先の尖り、
甲の厚み、
ヒールの太さ、
などどこででもOK。
ブーツやハイカットってだけでも
バランスよくまとまります。
WAVEタイプ
骨も筋肉も付きにくいWAVEさんは
スタイリング全体に
柔らかさがしっくりきて、
盛ることでおしゃれ感が出るタイプ。
ただのシンプルだと素っ気なくて
すぐに「寝巻」「安物」「所帯じみた」
になっちゃいます。
かといってカチッとハードなものも
違和感があってそぐいません。
手を抜かないで、
若々しさ、華やかさ、明朗さを
丁寧に盛り込む、
といったところでしょう。
・・・「はね」?かな??
盛るとは言っても
NATURALさんと違って、
靴に関しては
物理的なボリュームは
あまり問題ではありません。
小さい靴ってのは
キュートさやナチュラルと、
もこもこやデコラティブは
フェミニンや柔らかさや茶目っ気と、
どんなボリュームでもそれなりに
WAVEさんの魅力とリンクすれば大丈夫。
大事なのは
「つっかけ」「制靴」「作業靴」じゃー
ありませんよって配慮をしてあげること。
男性の靴の場合、
フォーマル度とかルールは
関係ないとすると、
表革よりはスエード、
スリッポンよりはレースアップ、
ストレートチップよりはウイングチップ、
内羽根式よりは外羽根式、
ブローグ、タッセル、切り替え、縫い目、
柄、素材感、色などなど
なににつけても少し
「なにか意匠がある」
「なにか目につく」方を
意識してください。
女性ならわかりやすく、
リボン、ビジュー、ファーなど
フェミニンなモチーフがついていれば
間違いない。
プレーンなデザインであれば、
エナメル素材やストラップ、
曲線的なヒールなどで
フェミニンさを感じるものを。
そしてソックスやストッキングなどの
レッグアイテムを一番活用できるのが、
ボトムスは短めがいいWAVEさん。
男性なら柄物ソックスを見せたり、
女子ならフェロモンアイテムとして
ずいぶんと演出してくれますので
そこも手抜きなく。
てことで、
上のスタイリングで
私のタイプは
お分かりいただけましたね?
そうです、NATURALさんです。
GAPの迷彩パンツに
ROSEBADのレースアップブーツで
ミリタリーに。
お手頃価格の
なんちゃってワークブーツですが、
ゴツめラバーソールと
つま先に一枚貼られている
キャップトゥというパーツが
グッとハードさアップしてくれる
お気に入りな一足。
もし、このシンプルなシャツに
無地の黒パンツとバレエシューズ
合わせたとしたら・・・
それはそれで素敵ですね。
だけど、
私の個性と良さはあんまり出ません。
顔から遠いのに
これほど全体イメージを決める、
だからこそわかってて靴にこだわる人は
おしゃれさんなんだと思います。
疲れにくさやトレンドも大事だけど
やはり基本の自分のタイプ、
押さえて選ぶのが使える靴です。
自分をもっと好きになる、視点が変わる、
人との関係が変わる
靴に限らずモノも人もね