こんにちは!
ルノンキュルのりんごです。
いやもうねー、
コンサルティングやってると
本当に多いんだなって再認識します、
黒大好きさん。
こないだ白がトレンドってことで
白は誰にも似合うわけじゃないよって
書きましたけど、
実は黒は白以上に難しいと思ってます。
なのにお気に入りな人が多いんです。
そりゃーね
黒は奇をてらわないくせに
スペシャルで魅力的ですからね。
黒っていうベーシックな色は
割と誰にでも似合うんじゃない?
って思ってませんか?
いいえ、そうでもありません。
黒は色の中で最も
明度と彩度が低い色。
究極の色なので
うまく使えば最強、
ですが、間違っちゃうと
自分の良さや持ち味までも
全部かっさらって行かれます。
パンチ力が強いんですね。
街なか、テレビに出てる人、
そして実際にお会いする人、
黒ラバーなかたをお見かけします。
いつも黒、あるいは、全部黒っていう
極端なかたもいらっしゃいます。
究極な色だからこそ
こだわりも強くなるってことなんだなって
感じます。
黒がその人のベストカラーであればもちろん
何の問題もありません。
しかし
ご自身が黒とは遠いイメージなのに
持ってるものに黒が圧倒的に多い、
そういう人の心理は
大きく分けて
1. 上(上品、格上、年長など)に見せたい
2. 着痩せしたい
3. 目立ちたくない
このどれかってことが多いです。
もちろん黒はどれの効果も
多かれ少なかれ持っています。
利用するのはいいことです。
ただ、何かを隠したり誇大したいとき、
あまりに自分から
遠いところのものを引っ張ってきて
味方につけようとすると
逆にもともとの特徴は際立ちます。
違和感が先に立ちますから。
これは黒に限ったことでも
色に限ったことでもありません。
オクレさんがヤクザのカッコ。
くるよちゃんがフリフリのガーリードレス。
面白いのはキャラそのものというより、
キャラと服装とのギャップが
大きすぎるからです。
ここまではいかないにしても
電車でも街なかでも
皆さんこういう違和感を感じる人を
目にしています。
この違和感、それこそがまさに
「似合ってない」ということ。
自分のもともとの持ち味に
近いところであれこれ勝負する。
パーソナルスタイリングとはそういうもの。
土俵の外に出ちゃうと
頑張れば頑張るほど
コミカルな方向に向かうのです。
たとえ黒というクールな色であっても
そうなんです。
とか言って。
私もタイプ的には苦手なくせに
やっぱり
黒ラバーのひとり。
黒が好きなら、
やみくもじゃなく
ちゃんと工夫して楽しみましょう。
++黒が似合わないタイプとは++
パーソナルカラーのマニュアル的に言うと
黒が一番似合うのは
ウィンタータイプの人。
黒という色の
クールさとハッキリさと重厚感で
魅力が際立つのは
黒の強さに負けない
目ヂカラや主張をお持ちの
ウィンターのかた。
人を強く惹きつける魅力があり、
黒以外にもビビッドな色がお似合いです。
ですから逆に
くすんだ色を持ってくると
ぼんやり中途半端で
垢抜けない印象になります。
その反対、黒が苦手な人は
黒が顔の近くにあると
顔色が悪く見えたり、
近寄りがたい印象、
陰気な印象になります。
そういうかたは
ご自身の肌や目が醸し出す
パーソナルイメージが
黒とは離れたところにあるからです。
つまり
温かみ、親しみやすさ、素朴さ、軽やかさ、
繊細さ、奥行き、ニュアンスと言ったもの。
そういう一番の魅力が
黒によって陰ってしまうんですね。
ね、もったいないでしょ?
それぞれの魅力を強調する色、
消し去っちゃう色ってのが
あるんです。
++苦手なタイプの人が黒を着るには++
消し去っちゃうとしても
それでも黒を着たい場合、
決め手はズバリ
素材と面積と位置。
例えば白の場合だと
真っ白から生成りまで
ある程度のバリエーションが選べますが、
黒は黒。
色の幅はほとんどありませんから、
生地の
ツヤ、透け感、重厚感などでしか
調整できません。
黒が苦手な人には
黒の出力を分散させる感じで
着こなすのが正解。
つまりは色の発色や主張の少ない
ものを選ぶ、ってことです。
シルクやポリエステルなどは
発色がよく生地のハリもあるので
黒の主張が強くなりがちです。
逆にシャンブレーやシフォンなどは
発色や重厚感が少なく、
主張を和らげてくれます。
また麻なども光沢はあるものの、
素朴なシワと、
厚みの薄いものなら印象が柔らかくなります。
ニットの場合は
ハイゲージよりはローゲージのほうが
光沢感は少なくはなりますが、
厚みでの重厚感が増すでしょうから、
そこは糸の種類や編み方によりけり。
面積と位置はお分かりですね。
面積少しだけ、顔から遠い、が
苦手なかたには使いやすいです。
トップスの場合は半袖やノースリーブや
首元を覆ってしまわないもの。
でもまぁボトムス、あるいは
ベルトや靴やバッグが一番
取り入れやすいですね。
++ビジネスの場合++
男性のビジネスシーンで黒は必須ですが、
これもスーツの生地、
合わせるシャツとネクタイで
調整しましょう。
黒のスーツと言っても
ブラックフォーマル以外は
できるだけチャコールグレーに近い
ものをオススメします。
黒であっても
シャドウストライプやシャドウチェックの
入ったものも和らげてくれます。
間違っても苦手な黒のスーツで
シャツやネクタイまでも
ご自分の苦手色持ってこないでくださいね。
シャツやネクタイが緩和剤となるよう
3つのコントラストと濃さも
調整してください。
黒は悪魔的に人を魅了します。
ついつい味方にしたくなりますが、
そうやすやすとはいきません。
黒は自分にとって味方か
パンチはかわすほうが正解か
よく吟味してください。
ちなみに
着痩せする色の選び方は
こちらをご参照くださいね。
↓ ↓ ↓
さて、上の写真、
黒というか無彩色全般が
ウォームタイプの私には苦手なくせに、
黒のオーバーオール着ちゃっております。
ノースリーブってことと
ウエストから上はシフォン素材、てことで
まぁ緩和されてるかな。
あとはシルエットがルーズで長いのが
私には何より緩衝材になってます。
自分をもっと好きになる、視点が変わる、
人との関係が変わる
あの人の味方は自分にも無条件に優しいとは限りません