似合っているとは言い難いのに着たい理由

こんにちは!
ルノンキュルのコンサルタント、りんごです。

 

和田アキ子さんがルノンキュルにお越しになる。

ナチュラルでスイートな感じの服が着たい、

とのオーダー、

あるいは

えなりかずきさんがヤクザ映画みたいな、

ドスのきいた感じにイメチェンしたい。

・・・てな難易度の高めのイメトレ

やったりします。

 

目指すところが

ご自分の持ち味から離れている、

そういうときに決め手になるのは

ゴール設定の動機。

「なんでそうなりたいの?」

 

これは実際のクライアントの例。

普段はスモーキーパステルなど

淡くて落ち着いた色と

ふんわり可愛いめの服を選んでいた彼女。

ですが

コンサルティングの結果お似合いになるのは

はっきりしたクールな色と

シャープでカッコいいカッティング。

普段とあまりに違うファッションイメージの提案に

驚きと抵抗があるようでした。

 

彼女がふんわり系を選ぶ理由、

それは

好きだから、ではなく

キツく見られるのがイヤだから。

でした。

彼女は意思の強い前向きな性格で

はっきりしたお顔立ちもそれが表れています。

そういう第一印象がイヤなんですね。

 

つまり、内面と外見、

見られたい方向が一致してない。

 

そのままの自分と離れたところを目指す、

その動機が

「こういうファッションが好きだから」の場合

それは是非是非

やっちゃいましょう!

自分が一番気持ちいい、楽しい、

それは最高の動機。

着こなしのコツをいろいろ伝授しますので

どうぞ楽しんでください。

 

イメージから遠いものを着こなすのは

労力が必要です。

時間のかかるヘアメイク、

体型管理、

小道具を揃えたり、

資金やガマンがいります。

そのめんどくささを乗り越えるのは

「思い入れ」以外にありません。

 

一方動機が

職業柄仕方なく、とか

自分の嫌な一面を隠したい、

そういう場合は基本

楽しさが伴わないので

義務的な作業になります。

 

キツく見られないように

ソフトな色味を着る。

なめられないように

イカつい服を着る。

セルフイメージのプロデュースは

誰でもある程度は無意識にやっていますが、

本当の持ち味をを封印してまで、とか

ストレスを感じながら、であれば

ほどほどでいいんじゃない?

と私は思います。

 

それじゃーそこはほっとくの?

いいえ、

単純な答えで申し訳ありませんが

堂々と中身で勝負するほうが

結局のところ有効です。

 

さて先程の彼女、

内面から優しさが滲み出ていれば

凛としたイメージは

マイナスに映ることはない。

そう思った私は

クールな中でも一番優しく見える

コーディネートと一緒に

「笑顔の練習」もご提案しました。

 

コンサル後お会いすると、

すっかりイメージチェンジされた彼女。

黒とブルーのワンピースを着て、

髪はボブカットに。

嬉しそうにお話になる様子は

とてもフレンドリーで魅力的でした。

自分を輝かせる装いに包まれて

笑顔も太陽のように輝いていました。

 

今の自分がよく見えないのは

中身の問題を見かけでなんとか

カバーしようという

気弱さや自信のなさが

垣間見えるからかもしれません。

ゴールに近づけるのは結局

イメージではなくホンモノ、

心からの笑顔であったり、

愛情のこもった口調であったり、

仕事を楽しむことであったり、

誇り。

所詮作り物はたやすく

見抜かれちゃいます。

 

えなりさんはチンピラのカッコより

普通の出で立ちで寡黙、

しかし実はケンカがメチャ強い!

そのほうがリアリティーありませんかね?

 

自分をもっと好きになる、視点が変わる、

人との関係が変わる

見た目は仕上げのひとさじであり、

ベースとなる出汁でもあります。

 

   りんご考

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